![](img/img_main_head.jpg)
監督:二村真弘
プロデューサー:石川朋子 植山英美(ARTicle Films)
撮影:髙野大樹 佐藤洋祐 オンライン編集:池田聡
整音:富永憲一 音響効果:増子彰
音楽:関島種彦 工藤遥 製作:digTV 配給:東風
2024年|119分|DCP|日本|ドキュメンタリー
(C)2024digTV
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監督:二村真弘
プロデューサー:石川朋子 植山英美(ARTicle Films)
撮影:髙野大樹 佐藤洋祐 オンライン編集:池田聡
整音:富永憲一 音響効果:増子彰
音楽:関島種彦 工藤遥 製作:digTV 配給:東風
2024年|119分|DCP|日本|ドキュメンタリー
(C)2024digTV
![INTRODUCTION](img/img_intro.jpg)
1998年7月、夏祭りで提供されたカレーに猛毒のヒ素が混入。67人がヒ素中毒を発症し、小学生を含む4人が死亡した。犯人と目されたのは近くに住む林眞須美。凄惨な事件にメディア・スクラムは過熱を極めた。自宅に押し寄せるマスコミに眞須美がホースで水を撒く映像はあまりにも鮮烈だった。彼女は容疑を否認したが、2009年に最高裁で死刑が確定。今も獄中から無実を訴え続けている。
本作は「目撃証言」「科学鑑定」の反証を試み、「保険金詐欺事件との関係」を読み解く。「まぁ、ちょっと、どんな味すんのかなと思って舐めてみたわけ」とヒ素を使った保険金詐欺の実態を眞須美の夫・林健治があけすけに語り、確定死刑囚の息子として生きてきた林浩次(仮名)が、なぜ母の無実を信じるようになったのか、その胸のうちを明かす。林眞須美が犯人でないのなら、誰が彼女を殺すのか? 二村真弘監督は、捜査や裁判、報道に関わった者たちを訪ね歩き、なんとか突破口を探ろうとするのだが、焦りと慢心から取材中に一線を越え…。
和歌山毒物カレー事件とは
![和歌山毒物カレー事件とは](img/img_intro_about.jpg)
![](img/bottom_comment.png)
スタッフメッセージ
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二村真弘
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石川朋子
プロフィール
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監督:二村真弘
(にむら・まさひろ)1978年愛知県生まれ。日本映画学校(現・日本映画大学)で学び、2001年よりドキュメンタリージャパンに参加、11年からフリーランスとしてテレビ番組の制作を手掛ける。統合失調症からの回復を引き出す日本独自の手法を描いた「見る当事者研究」(15/DVD作品)、東日本大震災の被災者たちが身内にだけ語ってきた“笑える話”を聞き取った「千原ジュニアがゆく 聞いてけろ おもしぇ~話」(17/NHK総合)、ネジ一本から手作りする独立時計師を1年以上追った「情熱大陸/菊野昌宏」(19/MBS)、講談師・神田松之丞の真打昇進、6代目神田伯山襲名までの半年を追った「情熱大陸/松之丞改め神田伯山」(20/MBS)、我が子が不登校になったことをきっかけに学校のあり方、家族のあり方を描いたセルフドキュメンタリー「不登校がやってきた」シリーズ(21~/NHK BS1)など。本作『マミー』は初映画監督作品。 -
プロデューサー:石川朋子
(いしかわ・ともこ)1991年にドキュメンタリージャパンに参加しディレクターとして番組を制作。2007年からプロデューサーとして活動。「ドキュメンタリーWAVE」「BS1スペシャル」(NHK BS1)などを制作。二村監督とは、自身の子供の不登校の生活を描いた「不登校がやってきた」シリーズ(21〜/NHK BS1)を制作。
プロデュースした主な映画作品に、バレエダンサー首藤康之のドキュメンタリー映画『今日と明日の間で』(11/小林潤子監督)、コメディアンのウーマンラッシュアワー・村本大輔を追った『アイアム・ア・コメディアン』(22/日向史有監督)が24年7月6日より劇場公開。現在はフリーランス。
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劇場情報
劇場イベント情報
【東京 シアター・イメージフォーラム】8月3日(土) 10:45の回&13:25の回上映後、二村真弘監督による舞台挨拶
【横浜 シネマ・ジャック&ベティ】
8月3日(土) 16:15の回上映後、二村真弘監督による舞台挨拶
【京都 京都シネマ】
8月4日(日) 11:45の回上映後、二村真弘監督・林眞須美さんの長男による舞台挨拶
【大阪 第七藝術劇場】
8月4日(日) 14:10の回上映後、二村真弘監督・林眞須美さんの長男による舞台挨拶
【横浜 シネマリン】
8月7日(水) 14:15の回上映後、二村真弘監督による舞台挨拶
【福岡 KBCシネマ】
8月10日(土) 時間調整中、二村真弘監督による舞台挨拶
【神戸 元町映画館】
8月11日(日) 15:50の回上映後、二村真弘監督による舞台挨拶
【愛知 ナゴヤキネマ・ノイ】
8月17日(土) 11:00の回上映後、二村真弘監督による舞台挨拶
2024年7月22日現在
北海道・東北
地域 | 劇場 | 電話番号 | 公開日 |
---|---|---|---|
北海道 札幌市 |
シアターキノ | 011-231-9355 | 9月7日(土)~ |
備考 | |||
北海道 苫小牧市 |
シネマ・トーラス | 0144-37-8182 | 近日公開 |
備考 | |||
宮城県 仙台市 |
フォーラム仙台 | 022-728-7866 | 8月23日(金)~ |
備考 | |||
山形県 山形市 |
フォーラム山形 | 023-632-3220 | 9月13日(金)〜 |
備考 | |||
福島県 福島市 |
フォーラム福島 | 024-533-1515 | 8月30日(金)~ |
備考 |
関東
地域 | 劇場 | 電話番号 | 公開日 |
---|---|---|---|
東京都 渋谷区 |
シアター・イメージフォーラム | 03-5766-0114 | 8月3日(土)~ |
8月3日(土) 10:45の回&13:25の回上映後、二村真弘監督による舞台挨拶 | |||
神奈川県 横浜市 |
横浜 シネマ・ジャック&ベティ | 045-243-9800 | 8月3日(土)~ |
8月3日(土) 16:15の回上映後、二村真弘監督による舞台挨拶 | |||
神奈川県 横浜市 |
横浜シネマリン | 045-341-3180 | 8月3日(土)~ |
8月7日(水) 14:15の回上映後、二村真弘監督による舞台挨拶 | |||
埼玉県 川越市 |
川越スカラ座 | 049-223-0733 | 9月7日(土)~ |
備考 *火・水曜定休日 | |||
群馬県 高崎市 |
シネマテークたかさき | 027-325-1744 | 8月26日(金)~ |
備考 |
中部
地域 | 劇場 | 電話番号 | 公開日 |
---|---|---|---|
愛知県 名古屋市 |
ナゴヤキネマ・ノイ | 052-734-7467 | 8月17日(土)〜 |
備考 *火曜定休 8月17日(土) 11:00の回上映後、二村真弘監督による舞台挨拶 |
|||
静岡県 静岡市 |
静岡シネ・ギャラリー | 054-250-0283 | 8月30日(金)~ |
備考 | |||
長野県 長野市 |
長野相生座・ロキシー | 026-232-3016 | 近日公開 |
備考 | |||
石川県 金沢市 |
シネモンド | 076-220-5007 | 8月24日(土)〜 |
備考 | |||
富山県 富山市 |
ほとり座 | 076-422-0821 | 8月31日(土)〜 |
備考 | |||
新潟県 新潟市 |
シネ・ウインド | 025-243-5530 | 9月21日(土)~10月4日(金) |
備考 | |||
新潟県 上越市 |
高田世界館 | 025-520-7626 | 近日公開 |
備考 *火曜定休 |
近畿
地域 | 劇場 | 電話番号 | 公開日 |
---|---|---|---|
大阪府 大阪市 |
第七藝術劇場 | 06-6302-2073 | 8月3日(土)~ |
8月4日(日) 14:10の回上映後、二村真弘監督・林眞須美さんの長男による舞台挨拶 | |||
京都府 京都市 |
京都シネマ | 075-353-4723 | 8月3日(土)~ |
8月4日(日) 11:45の回上映後、二村真弘監督・林眞須美さんの長男による舞台挨拶 | |||
兵庫県 神戸市 |
元町映画館 | 078-366-2636 | 8月3日(土)~ |
8月11日(日) 15:50の回上映後、二村真弘監督による舞台挨拶 |
コメント
そして誤解を恐れず言えば、痛切なるエンタメ作品だ。
「執行されてしまったら取り返しのつかないことになる」と思い、調べ始めた
二村真弘監督の取材の深さはもちろん、撮影・構成・編集などの表現力も一級品。
同業者として脱帽、と同時に嫉妬した。
大島 新
(ドキュメンタリー監督)
押見修造
(漫画家)
なぜ、逃げるのか。なぜ、カメラの前で語らないのか。
各人の後ろめたさが渦となり、問いかけてくる。
武田砂鉄
(ライター)
警察と組んだマスコミが推定無罪の原則を無視することが冤罪の出発点です。
死刑囚がわずかでも犯人ではない可能性があったら、再審開始すべきです。
『マミー』という映画が多くの国民を考えさせ、より良い司法制度に繋がってほしい。
西村カリン
(仏「リベラシオン」紙/「ラジオ・フランス」特派員)
その後に考えてほしい。自分たちは何を間違えたのか。なぜ思い込んだのか。
森達也
(映画監督、作家)
事件を一から洗い直した徹底取材が、私たちの固定概念を覆(くつがえ)していく。
誰がやったかではなく、やっていないのかを検証した超絶ドキュメンタリー。
角岡伸彦
(ノンフィクション・ライター)
これは当時“魔女狩り”に加担したすべての人に向けられた反証。メディアが無責任にも放棄したその後の役割を、すべて背負わんとする覚悟と執念が全編に漲っていた。本年の最重要作。
ISO
(ライター)
冤罪告発、息子と母の関係、不可思議な家族に加えて、監督自身が大きな存在としてせり出している。一度も画面に登場しない林眞須美が真の主役かもしれない。一筋縄ではいかない本作は、ドキュメンタリーのあり方を根底から問いかける問題作となるだろう。
信田さよ子
(公認心理師)
丸山ゴンザレス
(ジャーナリスト)
町山智浩
(映画評論家)